★国産車と輸入車のエンジンオイルの交換を行う際に一番気をつけてほしいのは、匠のオイル交換職人が教えるのは、エンジン内部の色々な部分のクリアランスが違います。日本車は、一般的にクリアランスが狭くても大丈夫なくらい精密に作りこまれていますが輸入車・外車においてはクリアランスが大きい事が分かります。国産車も輸入車も定期的にエンジンオイルの交換を行う必要があります。エンジンオイルは車体下部のオイルパンからエンジン内部を循環し、エンジンの潤滑や冷却などさまざまな役割を担っています。古いエンジンオイルを使っているとエンジンに悪影響を及ぼす原因ともなるため、定期的にエンジンオイル交換を行い、エンジンのコンディションを常に気にかける必要があります。
●車の定期的なエンジンオイル交換が必要な理由
輸入車を含め、車を所有しておられる方は、必ずエンジンオイル交換の時期を迎えます。エンジンオイル交換は必要だと分かっていても、エンジンオイルを交換しなくてはいけない理由を知らないという方は多いでしょう。ここでは、エンジンオイルの役割をご紹介したうえで、エンジンオイルを交換しないとどうなってしまうかを解説します。
★エンジンオイルの役目(性能)があります。
車のエンジンオイルは主に5つの役割を担っております。
・潤滑性能
エンジン内部にはシャフトやピストンや油が必要な多くの可動部位があり、エンジンオイルは各部位がスムーズに動くよう潤滑の役目を果たします。潤滑性能を向上させ、摩擦と摩耗を防止し、ドライスタートや焼付き等のトラブルからエンジンを守る役目を果たします。
STOP&GOを繰り返すことが多い街中の運転にももちろん、高回転・高温域で過酷な高速走行等のあらゆる場面で潤滑は必要であり、その役目(性能)を担っております。
・密封性能
エンジンオイルはピストンやピストンリングやバルブ等の部品と部品に出来る隙間を埋めてシリンダー内を密封、エンジンのパフォーマンスを向上させる蓋としての役目を果たします。
・冷却性能
エンジン内は燃料を急激に燃焼させる為、高温になります。各部品の温度上昇によるエンジン破損を防ぐために、エンジンオイルは内部の冷却効果も果たします。エンジンオイルの量が多ければ多い程、または、オイルクーラー等の増設により冷却効果を発揮します。
・清浄性能
エンジンオイルは、オイル内に洗浄成分も入っているものも多く存在し、レースで使用されるオイルにはあまり入っていないケースもあります。エンジン内部を循環する際、化学薬品を含む添加剤が消耗するとベースオイルが酸化し、金属表面に粘着性のある液膜(ワニス)ができ、汚れや磨耗細片と結合してエンジンスラッジを発生させます。このワニスによりバルブステムや油圧リフターが自由に可動なくなりますという汚れを清浄する役目を果たします。
・防錆
温度の高いエンジン内部では外気との温度差で水蒸気が発生しやすく、そのままでは内部の金属が錆びやすいという問題があります。エンジンオイルは部品を覆うことで錆びを防ぐ防錆機能を持ちます。
エンジンオイル交換しないとどうなる?
エンジンオイルを交換せずに古いまま使っていると、燃費の低下からエンジンの破損までさまざまな悪影響があります。
エンジンオイルはエンジンを冷却するためにエンジン内を循環していますが、洗い流したスラッジを徐々に溜め込みます。そうなるとエンジンオイルだけでなく、エンジン内にもスラッジが付着して溜まっていき、可動部に付着したスラッジがエンジンの動きも悪くします。これらの影響により、燃費の悪化を招きます。
また、古くなったエンジンオイルは粘度が落ちるため、エンジン内を十分に潤滑させられません。その結果、各部品の摩擦が強まって傷がついたり異音が鳴ったりすることがあります。燃焼と摩擦で稼働部分が融けて固まり、エンジンが動かなくなる危険性もあります。
輸入車のエンジンオイル交換目安は国産車と違う?
エンジンオイル交換の目安は車種やメーカーごとに推奨されているスパンが異なりますが、輸入車は国産車より遥かに長い期間に設定されていることが多いです。
これは一体どうしてなのでしょうか。また、国内で輸入車を走らせる場合にも、メーカーの目安で交換時期を決めて良いのでしょうか。
ここからは、輸入車のエンジンオイル交換目安と、国産車と交換目安が異なる理由を解説します。
エンジンオイル交換の目安が異なる理由
輸入車と国産車のエンジンオイル交換頻度の目安が異なるのは、両者の道路事情や環境保護意識が大きく影響しています。
・運転環境が日本とは違う
日本では都市内において短距離で何度も停止を挟みながら移動する、ストップアンドゴーと呼ばれる運転のスタイルが主流です。エンジンを短時間だけ動かすとスラッジが発生しやすくなり、スラッジを掃除するエンジンオイルも汚れやすくなります。
一方で、一般的に土地の広い海外では、都市から都市へと車で長距離移動することが想定されています。このような運転のスタイルでは、スラッジは発生しづらく、エンジンオイルも汚れづらいのです。
これらの理由から、海外の基準ではエンジンオイル交換が必要な走行距離が長く設定されています。
・環境保護に対する意識が高い
欧州では、環境保護に対する意識が高い傾向にあります。車の排ガスに限らず、ゴミや温室効果削減への取り組みも先進的です。この意識がエンジンオイル交換にも適用されており、なるべくエンジンオイルを長持ちさせ、廃油削減に対する取り組み姿勢が見られるのです。
輸入車のエンジンオイル交換を行うときのポイント
輸入車のエンジンオイル交換をしようと考えた際には、覚えておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、輸入車を日本国内で使用する場合、エンジンオイル交換は何を基準にするべきか、そして、多くの種類があるエンジンオイルからどれを選ぶべきかを解説します。
・走行コンディションを考慮して交換する
・輸入車のエンジンオイル交換目安が異なるのは、運転する環境が異なるためだとご説明しましたが、輸入車を日本で走らせる場合には、この基準を適用しては危険です。たとえば、ドイツ車やアメリカ車に乗っていても、日本国内で利用するならば日本の基準でエンジンオイル交換するのが得策でしょう。メーカーの提供する情報だけでなく、走行コンディションに合わせてエンジンオイル交換の時期を検討しましょう。
適切なエンジンオイルを選択する
・エンジンオイルにはさまざまな種類があり、車種によって、適した粘度やベースオイルが異なります。
・一般的に、エコカーや市街地を走行する車には低粘度エンジンオイルが、高回転での運転が中心となる走行性能の高い車には高粘度エンジンオイルが使用されます。
・また、ベースオイルには主に全合成油、部分合成油、鉱物油の3種類が存在し、それぞれ価格やフィットする車が異なります。乗っている車種、運転のスタイル、予算を考慮した上で、最適なエンジンオイルを選択する必要があるのです。
初めてエンジンオイル交換を実施される方にとって、十分な知識がない中で、ご自身の車に最適なエンジンオイルを選ぶのは少々ハードルが高いかもしれません。そのようなときには、ご自身で悩む前にゲファレンオートにご相談ください。エンジンオイル交換はもちろんのこと、車のメンテナンス全般に詳しいプロフェッショナルがいる為、匠のオイル職人がやる!オイル交換を是非、体験してみてください。
エンジンオイルの規格
エンジンオイルは快適に運転するためには欠かせない要素であり、粗悪品が出回ることを防ぐために、各国では専門の規格を定め、ランクに応じて品質を判断できるようにしています。しかし、各地域でエンジンオイルに求められる要素が異なるので、輸入車に乗っている方の中には、こうした複数の規格の違いによって混乱してしまった方もおられるでしょう。欧州、日米で用いられる3つの主要な規格をご紹介します。
API規格
アメリカ石油協会が制定した規格で、国際的に広く使用されています。ガソリンエンジン用では12段階に分かれており、一般市場には中間ランクのSFランク以上が流通しています。
多くの性能をバランスよく要求していますが、特に燃費の良さを重視しています。API規格で上位に位置するエンジンオイルを使えば、全体的な性能を高水準で維持しつつ他のオイルより燃料費を安く抑えることができる傾向にあります。
ACEA規格
欧州自動車工業会が制定した規格です。欧州車向けの規格であり、欧州メーカー製のエンジンを使用して判定しています。規格そのものも欧州の自動車メーカー15社が集まり制定しました。高速で長時間走行することが多い欧州に合わせて、エンジンの耐久性を重視した基準を設けており、API規格にない検査項目も存在します。要求される数値がシビアなため必要な添加剤も増え、結果的にACEA規格を取得していないエンジンオイルより高価になる傾向があります。
ILSAC規格
日米の自動車工業会による共同委員会が制定した規格です。API規格をベースにより厳格化されています。API規格以上に燃費の良さを重要視しており、最高ランクを取得するためには、新品だけでなく使い込まれた状態での省燃費性能も求められます。
JASO規格
日本自動車規格会が制定した規格で、ディーゼルエンジン用のエンジンオイルに使用されます。主に普通乗用車や小型のトラックなどの軽負荷ディーゼルエンジン用のDL-1規格、中型から大型トラックなどの高負荷ディーゼルエンジン用のDH-2規格などが存在します。
2輪用としては、最低ランクのFAランクから最高ランクのFDランクまで性能が分類されています。
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オイルの変態がいます。唯一無二のオイル交換方法もあります。エンジン内部洗浄・オイルライン洗浄も得意中の得意です。
ゲファレンオートでは、長年オイル職人として車を扱ってきた経験やノウハウを活かして丁寧かつ安全にエンジンオイル交換を行います。
まとめ
ここまで、エンジンオイルの役割や輸入車のエンジンオイル交換をするうえで知っておきたいポイントについてご紹介してきました。
エンジンオイル交換の頻度は車種やメーカーごとに推奨しているスパンが異なり、輸入車、特に欧州車は国産車よりも走行距離の目安が長い傾向にあります。しかし、日本で使うのであれば、走行コンディションを考慮し、輸入車のエンジンオイル交換をするときにも日本の基準に合わせる、車ごとに適したエンジンオイルを使用するなどの注意が必要です。
ご自身が大切にしている輸入車を快適に乗り続けるためにも、確かな実績と経験を持つゲファレンオートにエンジンオイル交換をご依頼ください。丁寧、かつ安全な作業でスムーズにエンジンオイル交換が可能です。定期的なエンジンオイル交換を実施し、快適なドライブを楽しみましょう。